インプラントで高齢になったときの問題点とは?起こりうるトラブルと介護に備える対策を解説
インプラントはQOL(生活の質)向上に貢献する優れた治療法です。
しかし、高齢期や要介護状態になった際に特有の管理上の問題が生じる可能性があります。
「老後に後悔しないか」という不安を解消するため、将来的なリスクと対策を解説します。
◆高齢になったときのインプラントの問題点
高齢期のインプラントで最も問題になるのが、「インプラント周囲炎」です。
この病気は骨を溶かし、最終的にインプラント脱落の原因となります。
高齢期にインプラント周囲炎のリスクが高まる主な要因は、以下の4点です。
口腔清掃能力の低下
手先の衰えにより、インプラント周囲を隅々まで清掃することが困難になります。
そのため、プラーク(歯垢)が蓄積しやすくなります。
通院・メンテナンスの困難さ
持病の増加や身体機能・認知機能の低下により、歯科医院への定期的な通院(メンテナンス)が中断され、トラブルの早期発見が難しくなります。
全身疾患の影響
糖尿病や骨粗鬆症など、免疫力の低下を招く持病の悪化は、インプラント周囲炎のリスクをさらに高めます。
◆介護に備える!高齢期のインプラント対策
インプラントを長持ちさせ、老後も快適に過ごすためには、「予防」と「準備」が重要です。
情報を詳細に記録・共有する
将来の修理や部品交換に備え、治療に関する情報を「記録」として残し、家族と共有しておきましょう。
記録すべき情報
埋入したインプラントのメーカー、種類、サイズ
かかりつけ医
治療を受けた歯科医院や、メンテナンスを行っている医院の連絡先
訪問歯科診療への対応を確認する
通院が難しくなった場合に備え、現在のかかりつけ医が訪問歯科診療に対応しているか、調べておきましょう。
また、地域の訪問歯科専門医院との連携体制も確認しておきましょう。
介護しやすい構造を選ぶ
インプラントの上部構造には、固定式と、取り外しが可能な可撤式(インプラントオーバーデンチャー)があります。
可撤式は、介護者が義歯を取り外して丸ごと清掃できます。
このため、将来的に口腔ケアのサポートが必要になった際に、インプラント周囲を清潔に保ちやすいという大きなメリットがあります。
このように、構造については治療段階で検討することが推奨されます。
介護者への情報共有を徹底する
ご自身が認知症や要介護状態になった際、家族や介護者、施設スタッフにインプラントが入っていること、特に専門的な清掃が必要なことを事前に伝え、理解を求めておきましょう。
◆インプラント治療でお悩みの方は銀座の東京ソフィア再生歯科クリニックへ
インプラントは「入れたら終わり」ではなく、「入ってからが始まり」の治療です。
高齢期のリスクを理解し、「情報の記録」「訪問歯科の準備」「介護しやすい治療法の検討」などの対策を講じることで、生涯にわたって維持できる可能性が高まります。
お口の中のお悩みの方は、東京ソフィア再生歯科クリニックにご相談ください。